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関門海峡と門司港の歴史

第1回 旧大阪商船

第1回 旧大阪商船

旧大阪商船の経緯。

大正6年(1917年)に竣工。当時、ここ門司港は、大陸貿易の拠点として栄えていた。その拠点の1つとして、旧大阪商船は、1Fを大陸航路の待合室や税関の派出所、2Fを大阪商船株式会社・門司支店の事務所と電話交換室として使用していた。また、専用の桟橋が道路を挟んであり、大陸へわたる多くの人々で賑わっていた。
建物は、木造2階建て(一部煉瓦型枠コンクリート造り)で、遠くからみてもとても美しいデザインである「八角形の塔屋」が特徴で、オレンジ色のタイルと白い石のような帯が調和したコントラストが一際目をひく外観である。

昭和63年(1988年)大阪商船三井船舶株式会社《1964年に三井船舶と大阪商船は合併》が、建物が老朽したため建物の解体を予定したが、平成3年(1991年)、歴史的な貴重な建物であることから、北九州市が買収。重要文化財に指定された門司港駅・旧門司三井倶楽部に次ぐ"門司港の目玉"にすべく修復作業が行われた。平成6年(1994年)に整備が完了し、翌年の平成7年(1995年)に門司港レトロ施設のひとつとして、グランドオープンを迎える。また、平成11年(1999年)には登録有形文化財の指定を受ける。

グランドオープン当時は、1Fをイベントホール(海峡ロマンホール)、2Fを海事資料室として活用していたが、平成14年(2004年)に2Fを一部改造して「わたせせいぞうと海のギャラリー」としてリニューアルオープンした。また、門司港に現存するアールデコの様式を取り入れた「アルテジオ」や「MOZIDECO」のブランドをはじめ、地域の作家達の生み出す良質なクラフトデザインの商品を扱う「門司港デザインハウス」がある。

平成27年に門司港レトロ20周年を迎えるのを機に、リニューアル工事を行い、2Fにあった「わたせせいぞうと海のギャラリー」と「デザインハウス」は1Fへ移設した。「わたせせいぞうと海のギャラリー」は船の模型や海事資料の展示を旧大連航路上屋に移設し「わたせせいぞうギャラリー」となる。また2Fに移設した海峡ロマンホールは、約2年間の改装工事の為休館する出光美術館特設展示室として約2年間使用する。


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